二ホンミツバチの変性王台 - die_Biene_東松山
2016/06/09 (Thu) 23:48:07
2016年6月9日
ラ式7枚用移動箱の群が7枚の巣枠満杯であったのに全く王台を作らなかったので、蜂友の指導を受けて二ホンミツバチの変性王台を作らせました。
5月23日: セイヨウミツバチの蛹枠1枚を導入
6月 5日: 2群に分割(一方は無王群、他は有王群)
6月 7日: 無王群に変性王台を確認
6月 9日: 写真撮影
変性王台は複数あるので、2個の変性王台はこの無王群に残して人工分割に利用します。他の変性王台は雄蜂だけを産卵する不良女王の群の女王更新に利用します。
時期が遅くなったので交尾飛行からの帰還が心配です。
die_Biene_東松山
Re: 二ホンミツバチの変性王台 - 柴とミツバチ
2016/06/10 (Fri) 08:50:26
お邪魔します。
東松山さん、教えてほしいんですがよろしくお願いします。
日本ミツバチは巣板(巣枠巣脾)の最下部にしか王台を作らないものと認識してましたが、写真の巣枠は西洋ミツバチのものでしょうか。
と、しますと、この王台の中の幼虫は西洋ミツバチが自分の幼虫から王台にしたものと考えますが、それでよろしいでしょうか?。
一般に西洋ミツバチは女王が不在となれば、また女王がいても
ある時期にはすぐにたくさんの変性王台を作ることがあります。女王が生まれても交尾相手がいなかったり少なかったりで、やがて消滅する群が多いみたいですが。
しかし、日本ミツバチの群に西洋ミツバチの幼虫をいれて、日本ミツバチの卵から日本ミツバチが変性王台を作り、日本ミツバチの女王が誕生することがあるとは考えたことがありませんでした。
Re: 二ホンミツバチの変性王台 - die_Biene_東松山
2016/06/10 (Fri) 23:13:36
2016年6月10日
柴とミツバチ様
6月9日の投稿に添付された写真は二ホンミツバチの巣板に作られた変性王台です。本投稿にはセイヨウミツバチの巣板に作られた変性王台の写真を添付します。いずれも6月9日に撮影したものです。
二ホンミツバチの巣箱に導入したのはセイヨウミツバチの蛹の多くいる巣枠のみで羽化したセイヨウミツバチは含まれていません。
5月23日に導入したセイヨウミツバチの巣枠中に産卵されたばかりの卵(日齢が0日)が在って、その卵がら変性王台を作ったとすると6月9日時点で日齢は17日となります。
セイヨウミツバチの女王の標準的な変態は
産卵 → ふ化 3日
ふ化 → 蛹化 5.5日
蛹化 → 羽化 7.5日
の合計で16日です。つまりセイヨウミツバチの女王であればすでに羽化していることになります。したがって写真の王台中の女王はセイヨウミツバチではありません。二ホンミツバチは女王不在となってもなかなか変性王台を作りませんが、6月5日の分割により無王群となったことでセイヨウミツバチが二ホンミツバチの幼虫の巣房を変性王台にしたものと考えられます。
die_Biene_東松山
Re: 二ホンミツバチの変性王台 - 柴とミツバチ
2016/06/12 (Sun) 06:29:17
珍しい写真(私にとっては)を見せていただきありがとうございました。
野田聖子代議士の出産を瞬間に思い出してしまいました。
最近、日本ミツバチがほとんど変性王台を作らない傾向が強くなってきた気がしています。3年前までは産卵直後1日までの巣枠を分けだしてやると、即王台にしてましたが、蜂子だし病群が増えてきて種の防衛体制が働いているのかなと思ってたところです。